Talk About Liverpool

医師の方々への感謝とリヴァプールの試合を楽しめる日が来ることを願って

リヴァプール・移籍情報 FW編その3〜トリデンテの牙城を崩す選手は現れる?〜

これまでリヴァプールへの移籍情報が噂されている選手、FW編を書いてきましたが、今回でラストです!

 

f:id:Take_2516:20200503122849j:plain


これまでの3回の記事で、おおよそ移籍記事が出ている選手は抑えられていると思います。

 

take-2516.hatenablog.com

take-2516.hatenablog.com

 

ウイルスの影響もありますが、果たしてリヴァプールは今夏の補強に乗り出すのか?補強するとしたら誰が来るのか?注目です!

 

(繰り返しますが信憑性、期待値は個人の意見なのであしからず)

 

・レオン・ベイリー(バイヤー・レヴァークーゼン

f:id:Take_2516:20200503125333j:plain

 

移籍先候補:チェルシーアーセナルバイエルンマンチェスター・U

発信源:『Daily Express』『Daily Mirror』(英)

 

レヴァークーゼン所属の、いまやブンデスリーガでも最高クラスの若手選手、レオン・ベイリー。

 

22歳のジャマイカ人アタッカーの特徴はなんといってもスピード。瞬発力、加速力に優れており、スペースがあると簡単にスピードに乗ってゴールまで駆け上がっていきます。かといって相手DFに寄せられれば、高い足元の技術、細かいフェイントで簡単にかわしてしまいます。さらにキックの精度も高く、カットインからのミドルやプレースキックでのゴールもしばしば見られ、18-19シーズンは負傷離脱したものの17-18シーズンは30試合に出場し、9得点を記録。ウインガーとして非常に完成された選手であるといえます。

 

強いて言えば守備での貢献はそこまで高くないです。その点では現在リヴァプールにはゲーゲンプレスの貢献がやや欠けているモハメド・サラーが在籍しているため、兼ね合いの面で懸念が残ります。

 

両ウイングでのプレーが可能であり、また2017年のレヴァークーゼン加入前にはチェルシーやユナイテッドとともにリヴァプールもオファーを送っていたと報じられていたため、補強としてベイリーの獲得を狙っていた可能性は非常に高いです。レヴァークーゼンとの現行契約は2023年までですが、クラブ側も引き留めは困難であると認めており、移籍金は8500万£(約107億円)と報じられています。

プレミア移籍が有力視されており、リヴァプールも獲得レースに参加しているのは間違い無いかと思われます。ネックは移籍金の高さと出場機会の兼ね合いでしょう。

 

信憑性:2.5/5点 期待値:3.5/5点

 

ホアキン・コレア(ラツィオ

f:id:Take_2516:20200503140822j:plain

 

移籍先候補(2019年夏時点):アトレティコ・マドリード

発信源:『Daily Mirror』『Daily Express』(英)

 

今季中断してしまったセリエAで首位ユベントスに勝ち点差1まで迫ったラツィオのアルゼンチン代表アタッカー、ホアキン・コレア。

 

ポジションはセカンドトップが主戦場ですが、両ウイングやアタッキングミットフィルダーとしてもプレー可能です。特徴はなめらかなドリブル。スピードで抜くというタイプではないですが、タッチが細かく、緩急の付け方が抜群に上手いです。しかも抜くことを目的としているのではなく、状況に応じてチャンスメイクにもまわれるため、DFにとっては非常に怖く、1対1で止められないオーラのある選手です。そのため、被ファール数も多くPK奪取率も高い印象です。また、188cmの長身もリヴァプールにとって魅力的です。DF貢献に関しても中央をしめて相手チームにアウトサイドから攻撃させる役割を果たしています。

 

ホアキン・コレアに関してはこちらの動画を参考にさせていただきました!)

www.youtube.com

 

その活躍ぶりから市場価値は1900万€(約22億円)から8000万ユーロ(約72億円)まで高騰。本人もプレミア挑戦に意欲的であるとの報道も出ているのですが、不思議なことに他チームから獲得の情報がほとんど出ていない選手です。ラツィオといえば、ルイス・アルベルトルーカス・レイバリヴァプールから移籍しており、良好な関係のクラブです。トリデンテと比較すれば知名度で劣りますが、正直、長身、繊細なドリブルスキルに判断能力、DF面をとってみても、アクセントとしてはかなりありなのでは?と思います。ただし、プレースタイルは違うもののポジションとしては南野と被っているので兼ね合いは難しいようにも思えます。

 

ラツィオとは2024年までの現行契約を結んでおり、イタリアのカルチョメルカートによれば契約解除金は8000万€(約94億9000万円)と報じられています。新型コロナの影響で移籍予想がしづらいですが、個人的にはリヴァプールにとっても獲得するだけの魅力がある選手であることは間違い無いと思います。

 

信憑性:3/5点 期待値:4/5点

 

・アダマ・トラオレ(ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ

f:id:Take_2516:20200503161708j:plain

 

移籍先候補:マンチェスター・C、レアル・マドリードバルセロナ

発信源:『The Sun』『Daily Express』

 

いまやプレミアおなじみ、ウルブスの重戦車、アダマ・トラオレ。

ベップに『止めるのはほぼ不可能に近い』といわしめ、クロップに『(プレミア得点王)ヴァーディーより危険』とまで評されたフィジカルモンスターです。

 

実はこの選手、バルセロナカンテラ育ちです。基本は右ウイングでの起用が多く、特徴はとにかくフィジカルとスピードを駆使したゴリゴリのドリブル。

とにかく加速力が半端なく、しかも身長が低く筋肉質なので重心が低く、止めに来たDFを吹き飛ばして突破してしまいます。17-18シーズンでは古巣のアストン・ヴィラでドリブル成功数243回と、なんとネイマール(142回)、アザール(166回)、さらにはメッシ(181回)すら上回る化け物ぶりを見せつけました。また、彼のストロングポイントはそのフィジカル的なアドバンテージから抜かれるのを恐れてやや下がり目のポジションをとったときに絶妙なクロスやミドルを打てるところ。特に19-20シーズンの24節リヴァプール戦ではそれがよく現れていました。

www.youtube.com

 

逆にウィークポイントとしては決定力はそれほど高く無いこと。今季はシティと2回対決して通算3ゴール1アシストと『シティキラー』と呼ばれることもありますが、全体で見ると28試合出場に対し得点は4とそれほど爆発しているわけでは無いです。また、ドリブルへの自信からか、ときに状況判断がいまいちなこと。前述のホアキン・コレアとは正反対で一度ボールを持てば、ほとんどの場合はドリブルで抜こうとします。

 

移籍に関してはウルブスが安売りしない方針であり、2023年まで現行契約が結ばれているトラオレへのオファーは、コロナウイルスによる価格下落を加味しても最低で移籍金7000万£(約93億円)と報じられています。リヴァプールにとっては3トップとタイプが全く違うだけにかなり面白い補強ではありますが、それでも若干課題を残している点からも、いまだロマン枠の域は出ていないと思います。

 

信憑性:2.5/5点 期待値:3/5点

 

・アレクサンダー・セルロート(トラブゾンスポル

f:id:Take_2516:20200503194056j:plain


 

移籍先候補:マンチェスター・U、PSG、レアル・マドリードACミラン

発信源:『Foot mercato』(仏)『Fanatik』(トルコ)

 

ノルウェー代表でトルコリーグ、トラブゾンスポル所属のFW、アレクサンダー・セルロート。

 

2018年にクリスタル・パレスに加入しますが、2019年にローンでベルギーのヘントへ、そして現在はトランゾンスポルにローンへ出されています。プレースタイルはデカくて速い、正統派のセンターフォワードです。まず、DFに多少足をかけられても当たり負けせずに、持ち前のフィジカルとドリブルで突破できます。また、決定力に関しても高く、クロスへの合わせが抜群に上手いです。194cmの長身を活かしたヘディングや、ワンタッチシュートでゴールを量産し、19-20シーズンは打ち切りになったトルコ、スーパーリーグで26試合中19得点と爆発、見事得点王に輝いている。守備に関しても中盤まで降りてきて、ボールを奪ったら、持ち前のスピードでサイドへ裏抜けし、中央に戻してアシストするシーンもしばしば見られます。近いのは同じノルウェー代表でポジション争いしているアーリング・ホーランドだと思います。

 

正直クリスタル・パレスがなぜローンに出しているのか困惑するレベルの活躍ぶりです。ですが、過去の成績を見るとパレスに加入した18-19シーズンは19試合に出場し1得点と確かに期待に応えることができていません。チームの戦術の問題なのか、コンディション面の問題だったのか、不明ですが今季トランゾンスポルで覚醒しているのは間違い無いです。


www.youtube.com


レンタル期間は2021年までですが、トランゾンスポル次第では、600万£(約8億3000万円)を支払うことで、夏にもクリスタル・パレスから完全移籍で獲得可能なようです。ドイツの移籍専門サイト『Transfer Market』によれば、移籍金に関しては13€(約15億円)とされており、現在はマンチェスター・Uがスカウト陣を送ったとの報道が『Daily Mail』によって報じられ、リヴァプールも獲得レースに参加したとの報道も出ています。

 

リヴァプール的にはデカいセンターフォワードというとアンディ・キャロルや、遡ればピーター・クラウチなどが思い浮かびますが、スピードはそこまで早くなく、セルロートはそれまでリヴァプールにいなかったタイプです。再三言っていますが、今の3トップに足りない高さという面でポストプレーやパワープレイが可能なため、アクセントとしては面白いです。ビッグクラブへのステップアップも噂されているセルロートですが、今後どのようなキャリアを歩んでいくのか注目していこうと思います。

 

信憑性:2.5/5点 期待値:3.5/5点

 

フィリペ・コウチーニョバイエルン

f:id:Take_2516:20200503185030j:plain

 

移籍先候補:チェルシー、PSG、トッテナムバルセロナ(残留)

発信源:『Daily Mirror』『Metro』(英)

 

ブラジルの天才、フィリペ・コウチーニョ

 

かつてリヴァプールから156億円でバルセロナへと移籍してしまい、「裏切られた」と感じられたサポーターも多かったです。しかし、バルセロナ移籍後はリヴァプール時代に見せたインサイドハーフでのキレッキレのドリブルや、十八番であるカットインからの巻いたシュートなど持ち味を発揮することができず、2019年にバイエルン・ミュンヘンへと移籍してしまいます。そのバイエルンでも序盤はブレーメン戦でのハットトリックなどでさすがコウチーニョ!と思わせるプレーを見せますが、現在は得点率も失速し、バイエルンも買取オプションを行使しない方針を示しています。

 

コウチーニョのウィークポイントは、メンタルとスタミナ。バルセロナでの没落はメッシの影響が少なからず関係しているでしょう。また、バルサ時代のウイング起用ではなく、コウチーニョの真価はインサイドハーフにあります。しかし、強度の面で90分間コウチーニョを中盤で使うことは難しく、コウチーニョに合わせた戦術を作る必要があります。つまりコウチーニョの獲得は、チームの戦術を変更しなければならないという問題点があるのです。

 

このことからもリヴァプールが獲得を狙う必要性がなく、強度と攻守の切り替えの速さを何より必要とされるゲーゲンプレスと真逆の立ち位置の選手です。さらに非常に高額な年俸も相まって、実際にすでにリヴァプールコウチーニョ再獲得を考えていないとの報道も出ました。

 

それでも、個人的にはリヴァプールでのコウチーニョの復活を見たいのです。

攻撃が停滞したときにアクセントを加えられるタイプであり、また、やはりリヴァプール時代の異常とも言えるスーパープレイを忘れられないのです。

 

いまや、市場価値は大暴落し、現実的にはリヴァプールへの復帰は限りなく期待の薄い選手といっても間違い無いです。それでも、コウチーニョにもう一度赤いユニフォームを着てサッカーを楽しんでほしいと思っている方はきっといるのではないでしょうか。

f:id:Take_2516:20200503191309j:plain

 

信憑性:1/5点 期待値:4/5点

 

・まとめ

ここまでリヴァプールへの移籍情報FW編、その3を書いてきました!個人的には若手のコレア、セルロートの獲得に期待してみたいです。そして何よりコウチーニョにもう一度笑ってほしい、と切実に願っています。

 

f:id:Take_2516:20200503191736j:plain

 

・移籍情報 総まとめ

ここまでリヴァプールに移籍が噂されている15人の選手をピックアップしてきました!主に噂が取り上げられている選手は大方紹介することができたと思います。

 

まとめとして、現実的に15人の選手を信憑性順で分けてみました!

 

本命→ヴェルナー

可能性あり→トーレステュラム、コレア

噂程度→ウィリアン、オシムヘン、メルテンス、ベイリー、トラオレ、セルロート

見込み薄→サンチョ、ベン・イェデル

ありえない→ムバッペ、デンベレコウチーニョ

 

こうしてみるとめちゃくちゃ豪華な顔ぶれです・・・

ここまで自分も移籍情報を扱って1人で盛り上がってましたが、今夏リヴァプールは補強に動かないだろうという報道もしばしば見られます。

 

それでもこの15人の中からだれか1人でもリヴァプールに来てくれたら、と想像するだけでも胸が高鳴ります!

 

いずれMF編やDF編も書いていければ、と思います。

最後に、だれもが厳しい時間を過ごしていますが、体調にはくれぐれもお気をつけて!それでは!